ジオターゲティング広告について解説します

2021.01.19

保守、障害対応

こんにちは。
大阪でWEBコンサルティングとWEB制作をしているワイズオフィスです。

今回はジオターゲティング広告について書きたいと思います。

ジオターゲティング広告とは

ジオターゲティング広告とは、パソコンやスマートフォンでインターネットを利用する時の位置情報をもとにして、現在地に対応した広告や情報の配信を行うことができる広告のことです。

現在の位置情報は以前に比べて精密に取得できるうえ、その位置にいた日時も記録されます。そのため利用者の行動から思考の分析まで行うことができます。
例えば、「過去1カ月間で、就職イベントに2回以上参加した人」「過去2カ月以内に、〇〇スタジアムにサッカーの試合を見に来た人」など、任意で特定の期間内に特定のエリアにいたユーザーを指定し、広告を配信することが可能なのです。

行動、嗜好を分析した上で現在位置と連動した配信ができるため、実店舗を持つ企業に適していると言われております。

例えば実店舗にて音楽関係のサービスを提供している企業の場合、現在近くにいるユーザーの中から「過去●ヶ月以内にライブ会場、楽器店に訪れているユーザー」をターゲットに広告配信を行えば効率的なアプローチが可能になります。

ジオターゲティング広告のメリットとデメリット

ジオターゲティング広告のメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

メリット

地域別のコンテンツの切り替え

ジオターゲティングでユーザーの位置情報を判定すると、webサイト上でコンテンツをユーザーの位置に合わせて最適に切り替えることができます。
ユーザーが現在地付近のビジネス情報や場所を検索すると、その場所に近しい場所が表示されます。このような仕組みもジオターゲティングを用いた事例の1つです。

現在地をもとにしたユーザーへの通知

ジオターゲティングを用いれば、ユーザーの位置情報を取得することができます。そうすることでユーザーが訪れている場所を把握することができ、適切なタイミングで適切な情報を表示できます。例えばユーザーが店舗に来店した際、アプリなどでクーポンやオススメの紹介をスマホに通知することができます。

消費者の趣味、嗜好の分析

位置情報が得られるため、消費者の行動履歴を追うことができます。検知時間、検知頻度、居住エリアなどと掛け合わせをすることにより、よりターゲットに近いユーザーの動向を計測できます。それらの情報によりユーザーの趣味、嗜好を分析し、次回の広告配信に活かすことができます。

デメリット

配信結果はプロの分析が必要

先程で「配信結果を見える化できるので、改善に生かすことができる」とお伝えしましたが、単純に広告の表示回数、もしくはクリック数だけを見ても、それだけで結果の良し悪しを判断することは難しいと思います。配信結果はGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)などの無料ツールを使って確認することはできますが、どこをどう見たらいいのか、着眼点が分かっている人にチェックしてもらうことが改善への近道です。表示回数やクリック数だけで一喜一憂しないようにしましょう。

購買を目的とした広告ではない

ジオターゲティング広告は、「認知拡大」や、潜在層を顕在化することを得意とするWEB広告です。ジオターゲティング広告を配信したからといって、商品の購入やサービスの申し込みに直接つながることを目的としたものではない点に注意しましょう。

 

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