Google Analytics 4の違いと使い方について

2023.11.15

SEO

こんにちは。
大阪でWEBコンサルティングとWEB制作をしているワイズオフィスです。

Google Analyticsは、ウェブサイトやアプリのトラフィックやユーザー行動を分析するためのツールで、多くの企業やウェブサイト運営者にとって重要な存在です。2020年にGoogleは、Google Analytics 4(以降、GA4と呼びます)をリリースしました。GA4は、従来のUniversal Analytics(UA)と比べていくつかの重要な違いがあります。本稿では、GA4の違いと基本的な使い方について解説します。

今までのGAとの違い

1、イベント中心のデータモデル

UAではページビューが中心でしたが、GA4ではイベントが中心となっています。イベントとは、ユーザーの行動を示すデータポイントのことであり、ボタンクリックやビデオ再生などが含まれます。この変更により、より詳細なユーザー行動の分析が可能となりました。

2、AIによる分析機能の拡張

GA4では、AI(人工知能)による機能が強化されています。例えば、予測分析やユーザーセグメンテーションなど、より高度な分析が可能となりました。AIの力を活用することで、データからの洞察を得ることが容易になります。

3、ユーザーコホート分析

GA4では、ユーザーコホートと呼ばれるグループを作成し、そのグループ内のユーザー行動を分析する機能が追加されました。例えば、共通のアクションを起こしたユーザーグループを作成し、そのグループの行動パターンを調査することができます。これにより、より具体的なセグメンテーションが可能となりました。

GA4の使い方

GA4の基本的な使い方について説明します。

1、GA4の設定

GA4を使用するには、Google Analyticsアカウントを作成し、GA4プロパティを作成する必要があります。その後、ウェブサイトやアプリに追加するためのトラッキングコードを取得し、設置します。

2、イベントの設定

GA4では、イベントの設定が重要です。ウェブサイトやアプリ内で分析したいユーザー行動に対応するイベントを事前に設定しておく必要があります。例えば、ボタンクリックやページビューなど、重要なアクションに対応するイベントを設定することで、それらのデータを収集し分析できます。

3、レポートの閲覧

GA4では、イベントベースのデータが中心となるため、従来のUAとは異なるレポート構造があります。主要なレポートは、「ユーザーエンゲージメント」「売上」「リテンション」などがあり、それぞれユーザー行動やビジネスの成果に焦点を当てています。レポートを活用しながらデータを分析し、改善点や新たな戦略を見つけましょう。

4、カスタム分析の設定

GA4では、カスタム分析を活用することで、独自のデータモデルやメトリクスを作成することができます。特定の目標やKPIに合わせた分析を行うために、カスタム分析の設定を活用しましょう。

まとめ

Google Analytics 4は、従来のUniversal Analyticsと比べていくつかの重要な違いがあります。イベント中心のデータモデルやAIによる分析機能の拡張、ユーザーコホート分析など、より詳細で高度な分析が可能となりました。基本的な使い方としては、GA4の設定やイベントの設定、レポートの閲覧、カスタム分析の設定が重要です。これらを活用しながら、ウェブサイトやアプリのトラフィックやユーザー行動を分析し、ビジネスの成果向上に活かしましょう。

 

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