Web広告業界を揺るがす規制「ITP」とは?詳しくご紹介します。

2021.11.26

SNS広告

こんにちは。
大阪でWEBコンサルティングとWEB制作をしているワイズオフィスです。

今回はITPについて書きたいと思います。

ITPとは

ITPとはIntelligent Tracking Preventionの略語で、ユーザーの個人情報保護を目的に、今までCookie(Webサイトを表示したブラウザのデータを保存しておく仕組み)によって行われていたユーザー情報の広告利用(特にサードバーティー向け)を制限するブラウザの機能のことを指します。この機能はiOSなどでよく利用されているsafariというブラウザに搭載されます。

これはWEB広告業界にとっては大きな変革を与えてしまう機能です。
これまでWEB広告では、広告の最適配信を目的にして、一度あるサイトを利用したユーザーに対してCookieの機能で関連した広告を配信するリマーケティングという手法が多く利用されてきました。リマーケティングの効果は絶大で、広告の効率(費用対効果)を表すCPAが、通常配信の広告に比べてリマーケティング広告の発明によって大きく向上したと言われております。

ただし、この手法は、「一度Aというサイトを利用した」というユーザー情報を使って、広告配信をする仕組みなので、その情報はプライバシーの侵害にあたるのではないかという指摘が以前からされてきました。

今回の機能追加はそのような声に応えてのことであると言われております。

また、Cookieはリマーケティングだけでなく、アクセス解析、広告効果の測定などにも利用されています。アクセス解析で発生する問題としては新規ユーザー率などの測定に影響します。safariから利用しているユーザーが一度訪れたサイトに対して、再度別のタイミングで訪れた場合でも、Cookieに情報が残っていないため新規ユーザー扱いになってしまいます。
また、広告効果の測定などでも、ある広告を経由したユーザーがアクセスしたり、商品購入したことを計測できていたものが、今後は難しくなると言われております。

今後の対策

先にも申し上げた通りこの機能はsafariに実装されるものです。そのため、影響範囲としてパソコンはもちろん、国内でのシェアが高いiPhone、iPadなどのモバイル、タブレット端末も入ってくると言われております。

WEB広告

基本的にはほとんどのリマーケティング広告に影響してしまうことは確実なので、safariユーザーを諦めて継続するか、他のWEB広告に軸足を変更する必要があります。

アクセス解析

アクセス解析については、ツールなどの導入によって、ITPの影響を回避できる場合もあるようです。

通常のアナリティクスなどでは影響は避けられないと言えます。

 

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