WEBデザインの印象を変えるフォントの種類と特徴について
2022.09.28
デザイン
こんにちは。
大阪でWEBコンサルティングとWEB制作をしているワイズオフィスです。
今回はフォントの種類と特徴について書きたいと思います。
Contents
フォントとは
フォントとは書体、つまり文字の形を意味する言葉で、WEBデザイン上欠かすことができない要素となっております。
WEBサイトにおけるテキストの割合は7割以上であることが多いので、その形がユーザーに与える印象、影響は大きいと言えます。
また、ブランディングとしてのフォントの考え方だけでなく前提として、読みやすさなどの機能性を重視したUD書体(ユニバーサルデザインフォント)という考え方も最近は重視されてきております。
世の中にはさまざまな人がいて、高齢者で近くのものが見えづらい人、色の識別がしづらい人などでも問題なく文章を読むことできるサイトを目指す考え方です。
フォントの種類によって、サイトのイメージを作っていくことも重要ですが、最低限この考え方はベースに置いておくべきだと考えます。
フォントの種類と特徴
セリフ体とサンセリフ体
フォントは大きく分けると「セリフ体」と「サンセリフ体」の二つに分類されます。
「セリフ体」は和文フォントでいう「明朝体」です。
「サンセリフ体」は和文フォントでいう「ゴシック体」です。
セリフ体(明朝体)
セリフ体は、文字の端に飾りのついたフォントです。
セリフ体はフォーマルな印象を与えます。
会議で使う資料の本文や、レポート文に向いています。また、線の細いスタイルが多く、装飾により強弱がついています。そのため可読性が高く長文に向いています。
サンセリフ体(ゴシック体)
サンセリフ体は、一定の太さを保ったフォントです。
セリフ体にある、とめやはねといった飾りがほとんどありません。
サンセリフ体はカジュアルな印象を与え、親しみをもたれやすいです。
また、インパクトが強いので可視性が高く、文章の見出しや、プレゼン時に使うスライドなどに向いています。
読む文字と見る文字
読む文字
レポートや資料といった、「読む文字」には「ゴシック体」より「明朝体」が向いています。太く、はっきりとした輪郭のフォントは、読むのに疲れてしまいます。
しかし、「長文はすべて明朝体で、ゴシック体は使ってはいけない」という訳ではありません。下記の画像のように、太い明朝体や細いゴシック体もあります。
この場合は、「太い明朝体」より「細いゴシック体」の方が、可読性が高いです。
モダンな印象を与えたいときは、ゴシック体で表現すると効果的です。
こういった特徴は、「セリフ体」と「サンセリフ体」にもあります。
見る文字
見出しや広告のポップといった、「見る文字」には「明朝体」より「ゴシック体」が向いています。
細く、繊細なフォントは、目立ち辛いという特徴を持っています。
しかし、明朝体が雰囲気に合っている、という場合もあります。
その場合は、太めの明朝体を選ぶと目を引きやすく可視性が高まります。
和風な印象を与えたいときは、明朝体で表現すると効果的です。