Googleが提供するABテストツール、Googleオプティマイズについて詳しくご紹介します。
2022.10.12
運用
こんにちは。
大阪でWEBコンサルティングとWEB制作をしているワイズオフィスです。
今回はGoogle オプティマイズについて書きたいと思います。
Contents
ABテスト
WebマーケティングにおけるCRO(コンバージョン率を最適化)手法の一つであり、このコンバージョン率を最適化していく様々な工程の中の1つです。WEBマーケティングと聞くとなんだか難しい話のように思われるかもしれませんが、ホームページ製作自体ウェブマーケティングの重要戦略の中心と言えます。
当社がよくお客様にお伝えする話として、ホームページは制作して終わりということはありません。当然目的を持ってホームページを制作しているわけですから、その目的に合わせてホームページを運用していく必要があります。
そのための重要な手法としてABテストがあるのです。コンバージョン率の最適化とありましたが、これはわかりやすく言うとホームページの目的をどれくらい効率的に達成できているかを検証し、もっと良い方法を模索していくという意味です。
現在運用をしているAパターンのボタンデザインと、改善を検討しているBパターンのボタンデザインではどちらのクリック率が高いか、どちらの方がコンバージョン(ホームページの目的の達成)に効果的かを数値的に検証する作業こそ、ABテストなのです。
先ほど例を挙げたものを含めてABテストにはいくつかの種類があります。
単一要素のABテスト
同じURLの同じWebページについて複数のパターン(AとB)を用意し、それらをランダムに表示して成果を調べるテストのことです。
リダイレクトによるABテスト
リダイレクトテストでは、同一ページ内の個々の要素に変化を付けるのではなく、URLが互いに異なる複数のページを比較します。デザインが大きく異なる2つのランディングページや、全面的にデザイン変更したページをテストする場合にリダイレクトテストを使用します。
多変量テスト
多変量テストでは、複数の要素を持つパターンを同時にテストして、最良の結果を得られる組み合わせを特定します。これは、最良の結果を得られる各要素のパターンを特定するとともに、要素間の相互作用を分析します。
Google オプティマイズ
Google オプティマイズ
Google オプティマイズは上記のABテストを効率的に行うためのツールです。
オプティマイズを利用することで、一部のユーザーを対象にWebサイトの新しいデザイン、レイアウト、コンテンツのテストを実施できます。直感や少数の意見に頼ってページやサイトのデザインを決めるのではなく、複数パターンのデザインを実際のユーザーに使ってもらい、その結果をわかりやすいフォーマットで確認することによって、より高い成果を得られるWebページを作成することができます。
Googleアナリティクスと連携できる
Google アナリティクスとオプティマイズは密接に関係しています。Webページをテストするには、テスト結果を得るためのデータが必要です。そのため、オプティマイズを利用するにはWebサイトのデータを計測しているGoogle アナリティクスとの連携が必要です。連携をすることによって、アナリティクスの指標をテスト目標として使用し、ターゲットとするセグメントを設定してテストをおこなうことができます。