ホームページ制作とポスター制作のデザインの違いについて

2021.03.09

デザイン

こんにちは。
大阪でWEBコンサルティングとWEB制作をしているワイズオフィスです。

今回はポスターとホームページの制作の違いについて書きたいと思います。

コンテンツ上限の有無

ホームページ制作とポスター制作の決定的な違いが、掲載できるコンテンツ量の違いです。

ポスターの場合、一般的A2サイズのポスターだとして、430mm*594mmのサイズの中でのみ表現する必要があります。さらに、ポスターの場合、少々離れてみるユーザーも対象にするため、一つ一つのコンテンツのサイズも大きく作らなくてはいけません。
そのため、ポスター制作の条件とて、コンテンツは有限であり、載せる情報は取捨選択をする必要があるということがあります。

いっぽうホームページの場合は、サーバーのデータ容量さえ許せばコンテンツはほぼ無限に掲載できます。1ページのサイズを自由に調整することもできますし、ページを無限に増やすこともできます。
サーバーの容量にしても、圧縮してない動画や画像を使っていない限り、一般的なレンタルサーバーではあれば当面サイズの心配をする必要はありません、

その意味でホームページ制作においてコンテンツ上限をポスターほど気にしなくてもいいと言えます。

利用シーンの違い

ポスターとホームページではまず前提として目的が違います。
ポスターは通りすぎる人の目を引いて、興味を喚起させることが第一義です。そのためしっかりと読み込んでもらうための細かい文章などを多用していては、ユーザーは通り過ぎていってしまいます。

一方ホームページは、そのサイトに訪問してもらっている時点で、少なくとも多少の興味は持っているユーザーがほとんどです。その興味、知りたい、買いたいという欲求を満足させること、つまり情報伝達や購買がホームページの主な目的と言えます。

RGBかCMYK

こちらは技術的な違いになりますが、発色方法がホームページとポスターとでは異なります。
RGBやCMYKという言葉を聞いてことはございますか。
RGBは一昔前にビデオやテレビゲームをテレビに繋ぐための端子として聞いたことがある方もいるかもしれません。RGBとはRed、Green、Blueの光の三原色のことを指しており、これらの色の組み合わせで発色をする方法です。基本的にホームページなどモニタにて表現するものはすべてRGBにて発色をする形になります。

一方でCMYKはプリンタのインクなどでよく使われております。
Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)、Key plate(キープレート)の頭文字からとった略語です。イエローはご理解いただけるかと思いますが、おおざっぱに表現するとシアンは青、マゼンタは赤、キープレートは黒を指しております。こちらは印刷物の発色方法として使われているものです。

それぞれ適性があるため、RGBで印刷物を印刷しようとしたり、CMYKのものをモニター上で表現しようとすると、おもっていた発色をしないことがありますので注意が必要です。

修正可能か不可能か

ポスターをはじめとした印刷物は一度印刷をして掲載を始めたら、基本的に修正が聞きません。あとからシールをはって誤植を修正するケースもありますが、あまり多用はできません。
一方でホームページは掲載を始めてからもいつでも修正可能です。
もちろん間違いをなおす目的だけでなく、情報が更新された場合にも便利です。

 

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