アクセス解析を見るときに気を付けたい季節性とは?
2021.12.03
アクセス解析
こんにちは。
大阪でWEBコンサルティングとWEB制作をしているワイズオフィスです。
今回はアクセス解析の季節性について書きたいと思います。
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アクセス解析における季節性とは
まずどの業種にも季節性というものがあるかと思います。別の言葉で言い換えれば繁忙期と閑散期というものがあるかと思います。それに応じてホームページへのアクセスも季節、時期によって大小が出てくる業種が多いです。
その意味で月単位でのアクセスの増減で一喜一憂することはあまり合理的ではないと言えるでしょう。
また、完全に繁忙期と閑散期がホームページへのアクセスと合致するケースだけでなく、ホームページにおける繁忙期、閑散期とリアルの繁忙期、閑散期がずれるケースもあります。そのため、複数年を通して分析できるとある程度の傾向を把握することができると言えます。
またアクセス解析の季節性はアクセスの大小だけではありません。
- この時期はSP(スマートフォン)のアクセスが多い
- この時期は直帰率(アクセスしてすぐに離脱してしまう率)が高い。
- この時期はこのページにアクセスが集中する。
そういった季節性による傾向も出てくるかと思いますので、詳しくチェックできるとなおいいでしょう。
季節性の判断方法
季節性の判断は単月では難しいです。なぜならサイトが成長して上がったのか、季節要因で増加したのか、偶然の変動なのか、単月では判断がつかないためです。
そこで季節性の判断は、リアルでの繁忙期、閑散期の情報と、複数月のアクセス動向、可能であれば複数年のアクセス動向によって判断されるべきです。
中でも複数年のアクセス動向による判断があれば、前年同月との比較で「去年の同時期と比べて増えているか、減っているか」を分析することができるので、最もおすすめです。
また季節性とはあくまでサイトの数値の変動の根拠、原因の一つであるため、それに対しては冷静な判断が必要です。
→「サイトのマイナス成長したに違いない!なんとかしなくては!」
このような判断では、サイトの変動の原因を見誤っており、判断を間違いかねません。
そこで季節要因の可能性を考えるという冷静さが必要になってきます。
どの業種でも繁忙期、閑散期は存在しており、それ自体は忌避すべきものではないはずです。季節変動を、業種やサイトの特性、傾向としてとらえ、冷静に成長のための改善策を進めていくことが、成長への近道と言えます。